前置詞atの基本イメージが分かればむやみに暗記しなくて済む!
こんにちは!(あるいはこんばんは!)
TOEIC満点講師、TOMOこと花井知哉です。
昨年は毎回の記事を読んでくださりありがとうございました!
今年もよろしくお願いします。
さて昨年、前置詞の記事を書いたところ、
読者の方からこんなコメントをいただきました。
以下引用
*********************
on,over,above~ 細かくいえば意味だけとっても、
面白いと思いますけどね。
そういう前置詞の面白さとか教えてくれる師に
出会えてるのと出会えてないのと、
気付くのときづかないので違い出そうですね。
*********************
引用ここまで
そう、前置詞が苦手な人は多いですけども、
(あなたももしかしたらそうかもしれませんね)
前置詞はたくさんある意味を、
一つずつ日本語訳で覚えようとしても
頭がパンクします!!
ですから、共通するイメージで覚えるのが大事です。
頂いたコメントも踏まえて、
今日は前置詞atに絞って話しますね!
【前置詞atの基本イメージは「点」】
はい、見出しに結論を書いてしまいました(笑)。
でも「点」とだけ言っても分かりにくいかも
知れませんので、
少しずつ掘り下げていきますね。
頭の中では「・」という点の記号を
思い浮かべておいてください。
【時間におけるat】
これは例を見れば簡単なのですが、
時刻に使います。
例えばat two o’clock
あるいはat seven twenty
のように、時刻にatを使うのは、
あなたもご存知でしょう。
ではイメージとしては?
こう考えてみましょう。
時の流れ(左から右へ動いていく)を図にすると
――――――――――――――→
となります。
左が過去で、時間が経つに従って、
この線の上を右へと移動していきます。
時刻というのは一瞬のことですから、
時の流れを表すこの線上のどこか「一点」になります。
時刻ですから、時間の幅は(少なくとも頭の中には)
ありません。
そうすると
―――――――――――・―――→
のような図になります。
時刻にatを使う理由が分かったでしょうか?
そう、時の流れの上での、どこかの「点」になるわけです。
これで、「時刻にはatを使う」と、訳も分からず
やみくもに暗記しなくてもいいですね!
【場所におけるat】
一方、場所に使われるatですが、
これも同じように「・」(点のイメージ)で
解決できます。
地図やマップアプリ上の「点」をイメージすれば大丈夫です。
具体例としては
at1-1-1 Marunouchi, Chiyoda-ku(東京のパレスホテルの住所)
あるいはat the station
などです。
番地にatを使う理由は、
その建物が、地図やマップアプリ上の「点」
くらいの大きさになるからです。
(マップアプリで拡大すれば…の話は抜きですよ)
at the station「(いつもの、例の)駅で」も、
駅が、多少大きめとはいえ、
地図上では点くらい小さなものとなるからです。
少なくとも、頭の中では「地点」をイメージ
するのではないでしょうか。
「地点」という日本語も一緒に覚えるといいですね!
場所を「点」として見る、という意味の日本語ですから。
【場所のatを応用するとこんな熟語も!】
せっかくなので、この「点」のイメージを持ったまま
熟語を2つ紹介します。
一つはarrive atです。
このatも「地点」のイメージです。
arrive at the station「駅に着く」
といえば、駅を地点と見なしているのが分かります。
ところでarriveについて、
arrive atとarrive inを混同する人がいます。
inは別の機会に詳しく扱うので
今日のところは「内部」のイメージだけ持ってください。
さて、arrive at Tokyoとarrive in Tokyoは
どう違うのでしょうか?
どちらも正しい英語です。
atを使う場合はもちろん「地点」ですから、
東京駅、東京国際空港(羽田空港)などの、
地図上では点になるような場所が後に来ることも多いですし、
単にarrive at Tokyoと言ったとしても
話し手の頭の中では「点」のイメージがあります。
一方でarrive in Tokyoだと、
東京という、広がりを持った空間の「中」に到着する、
というニュアンスとなり、空間の内部が意識されています。
さて、おまけですが…
「~に出席している」be present at~
という熟語、覚えていますよね。
なぜatを使うか、考えたことがありますか?
やや強引な説明、と思うかもしれませんが、
読んでみてください。
Bob is present at the meeting.
(ボブは(今現に)会議に出席している)
という場合の、ボブの位置をイメージすると
どうでしょうか?
そう、会議室内の目の前にいる。
言いかえれば、会議が開かれている「地点」
にいるわけです。
be present at~も、出席している場所を
「点」と見ているがゆえの熟語だと
個人的には思いますが、
あなたはどう思いますか?
ぜひあなたの率直な意見をくださいね!
【編集後記】
今日は前置詞atだけで記事が一つできました(笑)。
他に扱ってほしい前置詞があれば、
ぜひあなたの要望を知らせてくださいね!
さて、あなたはこのところの体調は
いかがですか?
僕は年末から風邪をひいてしまい、
寝正月でした(笑)。
色々な病気が日本でも現在進行形で流行っていますので
くれぐれも体調には気をつけて、
今年の英語の勉強を進めていきましょう!
ここでお知らせです。
「新春特別企画」として、
僕のマンツーマンレッスンを期間限定で20%オフにします!
5種類の講座内容とそれぞれの料金表はホームページ中ほどから
読んでみてください。
ホームページの「お問い合わせ」フォームでもいいですし、
まずは「無料体験カウンセリング」を受けたい人はそちらの
フォームからでもどうぞ!
なお料金の割引は1月20日(月)の21時までにマンツーマンレッスンを
お申し込みいただいた方のみとさせていただきます。
ご希望の方はお早めにどうぞ!!