【東大卒TOEIC満点講師が直伝】英会話で「ていねいな依頼」をするときはWill you~?でいいのか?

お昼の買い出しに出かけようとする職場の同僚に

「サンドイッチ買ってきてもらえますか?」

と言いたい時。

 

いったいどんな言い方をすれば、

快く引き受けてもらえるでしょうか?

 

今日は「依頼の表現」をいくつか比較して、

丁寧さの度合いを比べてみますね。

続く記事を読んであなたの会話力アップに

ぜひ役立ててください!

 

PleaseやWill you~?は命令文と同じ

こんばんは。
TOEIC満点講師、TOMOこと花井知哉です。
 
日本人は、学校で習った中学英語の影響のせいか、
「Pleaseをつければていねいに頼める」と思いがちです。
 
でもそれは大いなる誤解。
 
Pleaseをつけると
「お願いだから~してください」
という意味になります。
つまり、こちらの願いを強く
押し付けている
ことになります。
 
これではとても、「ていねいな依頼」とは言えませんね。
このことは今までも何度も言ってきたとおりです。
 
 
ではWill you~?はどうでしょうか?
この表現も学校では「ていねいな依頼」
として教えられます。
 
でも、この表現を使って
Will you get me some sandwiches?
と言うと、
 
「サンドイッチ買ってきてくれるよね!?
という意味になります。
 
つまり「ていねいな依頼」などではなく、
「命令」に近い表現なのです。
 
 
「ていねいな依頼」を表現したい時には
これらの表現(PleaseやWill you~?)を
使わないよう気をつけましょう。
 

助動詞を使った最もていねいな依頼はCould you~?

Will you~?はていねいな依頼の表現ではないと今述べました。
では、どうすれば「ていねいな依頼」を表現できるでしょうか?
 
実はWould you~?を使えば「ていねいな依頼」を表現できます!
Would you get me some sandwiches?
と言えば、
 
「サンドイッチを買ってきていただけますか?」
という意味になります。
 
 
違いはほんの少し。willかwouldだけです。
でも、これが大きな差を生むのです。
 
そもそも、現在のことなのになぜwouldと、
過去形を使うのでしょうか?
 
これはもともと仮定法からきた表現ですが、
過去形にすることで、今との「距離」が生まれます。
この「距離感」を出すことで、
丁寧さを表現できるのです。

 
 
これは日本語でもそうですよね。
「~してくれる?」というよりも
「~していただけますか?」と
遠回しに(=距離感のある言い方で)言った方が丁寧ですね。
 
それと同様だと考えてください。
 
 
ちなみにWouldをCouldに変えて
Could you get me some sandwiches?
とすれば、
助動詞を使った「依頼」の表現としては一番ていねいです。
 
というのもcouldには「もしできるなら~していただけますか」
という意味があるからです。
 
「もしできるならば」が追加されることで、
さらにていねいさが増す
、というわけです。


 

今日のまとめ

他にも、助動詞を使わないで
「ていねいな依頼」を表現する方法はいくつかありますが、
今日はここまでにしておきますね。
 
まとめると
 
●PleaseやWill you~?は命令文と同じ
●過去形の助動詞wouldやcouldを使うことで距離感が出てきてていねいさが増す

 
ということでしたね!
 
 
といっても、ただこの記事を読むだけでは不十分です。
自分で、wouldやcouldを使うていねいな依頼の文を
必ず作ってみましょう。 
 
そして、目の前に相手がいるかのように
感情をこめて何度も繰り返し言ってみるのです。 
 
まずは、日本語で考えて構いません。
その上で、英文を組み立ててから言ってみましょう。
 

このように、一見手間はかかりますが、
自分で考えた例文はなかなか忘れにくいです。
だからこそ、例文のストックを増やしやすいのです。
 
ぜひこの方法をお勧めします!
 
でも、自分の英語力で正しい英文を組み立てられるかは不安…
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