【東大卒TOEIC満点講師が直伝】中学英語をモノにした社会人が次に勉強すべきこと

「社会人で英語をゼロから勉強を始めて
中学英語は大丈夫になったが、
その後どうすればいいか分からない！」
　
今日はそんなお悩みに答えます。
　
　
「英語は何をどう勉強すればいいか分からない」
という人が多いのも無理はありません。
　
巷には英会話スクールがあふれ、
本屋に行けば英語関連、特にTOEIC対策の
本が山ほどあるからです。
その段階であきらめかけてしまいますよね(>_<)
　
　
では、具体的に何をすればいいのか、
今日も引き続き説明していきましょう。
　

高校レベルの文法を身につける

こんにちは！
TOEIC満点講師、
TOMOこと花井知哉です。
　
　
前回は、
「社会人で英語をゼロから勉強したいが、
何から手を付けていいか分からない！」
という人のために、
　
まずは中学英語からのやり直しを、
具体的にどのようにするかをお伝えしました。
　
まずはこのことにしっかりと
取り組んでみているしょうか？！
　
実は中学英語だけでもしっかりモノにすれば
一定レベルの英語を話すこともできるのです！
　
「たかが中学英語」と思わないでくださいね。
　
　
さて、中学英語を一通りマスターしたという前提で
今回の話を進めますね。
　
まず文法ですが、
今の文部科学省の指導要領による「中学英語」の中身は、
実は以前と比べてかなり薄っぺらくなっています。
　
　
例えば20年、30年前であれば
中学英語に含まれていた関係副詞、分詞構文、
仮定法なども
　
今では「高校の範囲」とされています。
　
でもこれら3つの分野だけをとってみても、
実際の英語でよく使うものばかりです。　
TOEICにもよく顔を出してきます。
　
TOEICの勉強をしたことのある人なら
そのことを実感しているでしょう。
　
　
ですから、今度は高校英語のおさらいも
必要になってきます。
　
　
そのためには高校英語の参考書が
必要になってきますが、
　
あまり、重箱の隅をつつくような細かい知識は
ハッキリ言って、
社会人には必要ありません。
　
主要な項目の重要なところだけを
押さえていけばいいです。
　
　
参考書の一例をあげると
「総合英語Evergreen」が分かりやすいです。
　
各項目ごとに４ステップに分けられていて、
まずはStep1で基本イメージをつかみ、
Step2で内容の基礎的な部分から理解する、
というような構成なので
　
自分の英語力に応じてどこまで読むかも決められます。
「とりあえずStep2まで」
といった読み方でもOKです。
　
もちろん、例文は音読、暗唱しましょう！
　
　
それと併せて、
Evergreenに準拠した問題集もありますので、
それを使って知識の定着度を
確認していきましょう。
　

語彙力をアップさせる

高校レベルの文法を定着させるのと並行して、
ぜひやっていただきたいのが
語彙力の強化です。　
　
中学英語の勉強では
語彙は限られていたのですが、
高校レベルとなってくると、
さすがに語彙力強化は外せません。
　
　
といっても、いきなり英検や
TOEIC向けの単語帳は難しいので、
高校生向けの単語帳が良いです。
　
学生時代の頃とは
掲載されている単語が少し変わっていますが、
大体は変わりません。
　
　
語彙力はいくらあってもいいので
（というか、語彙力が圧倒的に足りない人も多いので）
ぜひ継続的に取り組みましょう。
　
そして、単語帳は
スキマ時間で取り組める代表格です。
　
ぜひ持ち歩いて、5分、10分でもある時には
開いて少しでも毎日覚えましょう。
　
また、1周して満足するのではなく、
3周は繰り返しやりましょう。
人間はすぐに忘れてしまう生き物なので。
　

やさしめの洋書を読んで長文に慣れる

もう一つの分野は「長文に慣れること」です。
文法の勉強だとどうしても短い1文単位で
勉強しますので、
長文には別のことをやる必要があります。
　
それは、
「やさしい英語で書かれた洋書を読む」ことです。
　
　
実際、OxfordやMacmillanなどから
“Graded Readers”と呼ばれる、
英語学習者向けのグレード別の洋書シリーズがあります。
　
語彙数に応じて5，6段階に分かれています。
　
内容は、有名な小説をやさしく書き換えた
モノが多いです。名作が多いですよ。
　
　
ぜひリアルの大型書店に行って、
洋書コーナーで立ち読みしてみてください。
　
買うときは難しめのものではなく、
8割くらい意味が分かるレベルの作品にしてください。
　
そうすると、辞書をあまり引かずに、
どんどん先へと読み進めることができます。
これが長文読解や速読の訓練になります。
　
　
ぜひ、語彙力アップと並行して
たくさんの作品を読んでくださいね。
　
語彙力がアップしてくれば、
上のレベルの作品に移行して大丈夫です。
　
　
さて、今日は「中学英語はOK」
という方のために、
　
高校レベルの文法、語彙力アップ、
やさしい洋書を読むことを
ご提案してきました。
　
　
それをやってはじめて、
本格的にTOEICの勉強を始めたり、
ビジネス英語の勉強を始めたりするための
スタートラインに立ったといえます。
　
英語は他の語学の学習と同様、
地味な作業が続きますが、
洋書などは楽しんで読めるので、
　
ぜひ自分なりのアレンジも加えながら、
楽しんで英語の勉強を続けられるように
してみてくださいね！
　
そして、あなたの目標であるTOEIC高得点や、
ビジネスの実践レベル英語の習得に向けて
さらにステップアップしていってくださいね。
　
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