【TOEIC満点講師が直伝】howeverの用法3つ、マスターしてますか

こんばんは!
TOEIC満点講師、
TOMOこと花井知哉です。
 
今日もお読みいただきありがとうございます。
 
では、今日も英文法という土台を固めることで
あなたの根本的な英語力をアップさせ、
 
その結果TOEICの点数を上げ、同時に
ビジネスで使える英語をマスターするよう
頑張りましょう!
 
 
さて、あなたが文章を組み立てるとき、
「しかし」と言えば接続詞butですね。
 
でも、このことをご存知でしょうか? 
実は、文頭でbutを使うのは
洗練された表現ではありません。
 
例えば、
He wasn’t feeling well, but he went on working.
のように文中で使うのは正しいのですが、
 
He wasn’t feeling well. But he went on working.
とするのは洗練された英語とは言えません。
 

howeverの意味・その1

では、文頭で「しかし」と同様の意味を
表す語を使いたいときはどうでしょうか?

そう、howeverを使う。正しいですね。
howeverはbutと同じく、
「しかしながら」という意味があります。
(品詞は違うのですが、その話は今日は置いておきます)
 
He wasn’t feeling well.
However, he went on working.

 
butを文頭に使うのは洗練されていませんが
howeverは文頭でもOKです。
 
この文の意味は
「彼は気分が良くなかった。
しかしながら、彼は仕事を続けた」です。
 
 
しかしながら、
(と、あえてこの言葉を使います。笑)
その知識だけではまずいです!
 
あなたに聞きます。
howeverはすべて「しかしながら」ですか?

 

howeverの意味・その2

実はhoweverには他の用法が2つあるんです。
(それは2つとも、関係詞です)
 
以下の例文はどうでしょう?
 
However carefully he writes his essays,
he always makes some mistakes.

ここのhoweverを「しかしながら」で
訳すとどうですか?
多分、文の構造など、わけが分からなく
なると思います。
 
 
実はhoweverには「たとえどれだけ~でも」
という、程度の意味
があります。
直後の形容詞や副詞を修飾します。
 
そして語順はHowever + 形容詞/副詞 + S + V
となります。
 
上記の文の意味は
「たとえどれだけ注意深くエッセイを書いても、
彼はいつもいくつかミスをする」
です。
 
 
このhowever、さきほどの「しかしながら」の用法とは
意味も使い方も違いますね。
「しかしながら」のhoweverは
その語がなくても文が成立します。
 
でも、「たとえどれだけ~でも」のhoweverは
直後の形容詞や副詞(ここではcarefully)
を修飾していますし、
 
However carefully he writes his essays
という、譲歩の意味の副詞節を導く働きもしています。
 
howeverなしでは、
carefully he writes his essaysの部分は
後半とつながりません。
語順もこれだけでは不自然ですし。
 
意味だけでなく、文法的な観点からも、
この2つはきっちり区別する必要があります。

 

howeverの意味・その3

さらにさらに、howeverにはもう一つの
用法があります。
これは意外と、馴染みがない人も多いかもしれません。
 
例文からいきましょう。
However you do it, the result will be the same.
この文の意味、およびここのhoweverの用法は
分かりますか?
 
 
実はここのhoweverは、先ほどのhoweverとは
少し使い方が違っています。
 
先ほどのhoweverは、
「たとえどれだけ~でも」という、程度の意味があり
語順はHowever + 形容詞/副詞 + S + V
でしたね。
 
今回は、
「たとえどのように~でも」という、方法の意味があり、
語順はHowever + S + V
です。
(howeverの直後に形容詞や副詞は入りません)
 
そして、文全体の意味は
「たとえどのようにそれをやっても、
結果は同じだろう」です。
 
 
なお、このhoweverは
However you may do it
という、譲歩の意味の副詞節を導く働きもしています。
 
howeverなしでは、
you may do itの部分は
後半とつながりません。
語順もこれだけでは不自然ですし。

今日のまとめ

では、howeverの3つの意味・用法について
軽くおさらいしてみましょう。
 
1つ目は「しかしながら」。
2つ目は「たとえどんなに~でも」(程度)
3つ目は「たとえどのように~でも」(方法)
 
でしたね。
 
一口にhoweverと言っても、
これだけの意味・用法があります。
 
今日も、「1:1対応」で単語の意味を覚えることが
危ういことをお伝えするために
howeverの例を出しました!
 
自分の語彙力では「??」となってしまう
ケースの場合、たいていは
自分の知らない用法・語法で使われています。
 
まずはしっかり調べましょう。
その上で、辞書にあるようなよく使う例文を通じて、
新たに知ったその用法も覚えましょう。
 
そうすればあなたの語彙力が確実に
強化されていきます!
 
 
語彙力が強化されれば、
TOEICの点数も上がりますし、
 
学んだ語句を使って例文を作るなどして
本当の意味で身につければ、
ビジネスなどの場面で実際に使えるようになります。
 
そうやって、
学んだことを知識で終わらせず、
実践でも役立ててくださいね。