【関係代名詞を使わずスッキリ文を組み立てる方法】

こんにちは。
東大卒TOEIC満点講師、「花井英語塾」主宰の
花井知哉です。
今回の記事は第203号です!
毎回読んでいただき、ありがとうございます!
さて今日は
「関係代名詞を使わずスッキリ文を組み立てる方法」
というタイトルです。
関係代名詞を使って文を
組み立てられるようになった!
でも、長くてごちゃごちゃした文に
なってしまう…
そんなあなたのための記事です。
ぜひ続きを読んでくださいね。
【関係代名詞で日本人がやりがちなこと】
関係代名詞は、情報を追加して
文を膨らませるためのとても大事なツールです。
でも、そればかりに頼ると
やたらと関係代名詞を使う人になります。
「日本人の悪いクセ」
と言われることがよくあります。
でも、今日の記事を読めば
あなたはそのレベルから脱却できます!
ぜひ続きを読んで
ビジネス英語にふさわしい表現を
身につけてくださいね!
【関係代名詞を使わない方法① 過去分詞を使う】
では一つ目のパターンです。
以下の英文をあなたはどう思いますか?
Is this the new sales promotion campaign
which [that] was announced last week?
(これは、先週発表された
新しい販売促進キャンペーンですか?)
もちろん、文法や語法の誤りはありません。
ただ、長いのも事実です。
コミュニケーション、特に会話では
なるべく簡潔に短く伝えたいものです。
それで、こうします。
Is this the new sales promotion campaign
announced last week?
表面的にはwhich [that] wasが
カットされていますが、
これで正しいのでしょうか?
まず、元の文では
Is this the new sales promotion campaign
which [that] was announced last week?
となっていて、
関係代名詞whichまたはthat以降のカタマリが
campaign(名詞)を修飾しており、
このカタマリは「形容詞のカタマリ」といえます。
一方で変えた後の文ですが
Is this the new sales promotion campaign
announced last week?
となっており、announced last weekの
カタマリがcampaign(名詞)を修飾しています。
これはいわゆる「過去分詞」の
「後置修飾」です。
過去分詞を含んだカタマリが
名詞を後ろから修飾します。
このカタマリも、名詞を修飾する
「形容詞のカタマリ」です。
ということで、
どちらの文も、名詞campaignを
後ろから「形容詞のカタマリ」で修飾している点で
同じです。
でも、語数が短いぶん
Is this the new sales promotion campaign
announced last week?
のほうが好まれます。
ぜひこの形も使いこなしてください!
【関係代名詞を使わない方法② 現在分詞を使う】
では2つめのパターンです。
先ほどと似ています。
Isn’t that man who is sitting over there
our client?
(あそこに座っている男性が、
私たちのクライアントではないですか?)
このように、関係代名詞を含んだカタマリに
進行形が使われているケースです。
この場合も先ほどと同様です。
まず、文の分析をしましょう。
Isn’t that man who is sitting over there
our client?
という文で
who is sitting over thereというカタマリが
直前のman(名詞)を修飾していて、
「形容詞のカタマリ」です。
このように、
関係代名詞を含んだカタマリが進行形を
含んでいる場合はこうします。
Isn’t that man sitting over there our client?
はい、
今回はwho isがカットされています。
その結果、sitting over thereのカタマリが
直前のman(名詞)を修飾していて、
「形容詞のカタマリ」です。
これは「現在分詞」の「後置修飾」です。
先ほどの過去分詞の場合と同様に
直前の名詞を修飾する「形容詞のカタマリ」です。
Isn’t that man sitting over there our client?
と、だいぶスッキリしましたね!
【関係代名詞を使わない方法③ 前置詞withを使う】
3つ目のケースは、特に
who has…やwhich has…となりがちな時に有効です。
例文を見ましょう。
The woman who has a black jacket
in her hand is our boss.
(黒い上着を手に持っている女性は
私たちの上司です。)
もちろん、間違いがあるのではありません。
でも、もっとスッキリさせましょう。
そのために、
「付帯」を表す前置詞withを使います。
こうなります。
The woman with a black jacket
in her hand is our boss.
この場合
with a black jacket in her hand
というカタマリが、直前のwoman(名詞)を
修飾する「形容詞のカタマリ」です。
語数的にはそれほど変わりませんが、
withを使うことで
the womanとa black jacketとの
一体感が強まります。
このほうが、語数の差以上に
締まった印象を与えます。
ぜひ、この便利な前置詞withを
使いこなしてくださいね!
【今日のまとめ】
今日は、関係代名詞を含んだ文で
長くなりがちな3つのケースをあげて、
関係代名詞を使わずにスッキリ書く方法を
お伝えしました。
関係代名詞を使った文をスッキリさせる方法は
もしかしたら今まで学習しなかった
かもしれません。
実際、「なんとなく」で
テキトーにいい加減な文を
作ってしまう人もいますが…
でも、あなたは今日の手順を
しっかり身につけて
関係代名詞を含んだ文を
自信をもってスッキリさせられるはずです!
さて、いつも言っていますが、
大人であるあなたは
論理的思考を使って、
納得したうえで英語を習得すると
しっかり身につきますし、
忘れにくくなります。
英語を論理的に、本格的に勉強したいが
どこから手をつけていいか分からない、
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