【東大卒TOEIC満点講師が直伝】トランプ大統領の就任演説の英文を読むための文法知識は3つ!

こんにちは!(あるいはこんばんは!)

TOEIC満点講師、TOMOこと花井知哉です。

 

先日(20日)にアメリカ合衆国で、トランプ大統領の就任式が行われました。

あなたもご存じでしょう(*^^*)

 

その内容は…というと、日本のメディアから入手した日本語の情報だけでしょうか?

そうではなく、外国の情報を自分で積極的に取りに行くようにしましょう!

 

これからはますます「情報」が貴重な財産になっていきます。

そのために、あなたの英語力を使って、

自力で生の情報を取りに行きましょう!

そうすることで世界情勢に遅れずについていくことができますし、

しかも素早く情報をゲットできます。

 

トランプ大統領の就任演説は、日本のメディアでも、

英語の原文を載せていることころはありますよ(*^^*)

例えば朝日新聞もそうです。

https://www.asahi.com/articles/AST1P14QMT1PDIFI005M.html

 

今日はここからいくつか文をピックアップして

話を進めていきますね。

 

さて、トランプ大統領のスピーチは「簡単な英語」

の言い回しで有名ですが、

実際、今回の就任演説もそうです。

 

ズバリ、不定詞と関係代名詞と受動態(受け身)の基本ができれば、

分からない単語(政治用語など)を調べれば

自力で全文を読み通せてしまいます。

すると、

メディアの視点経由ではなく、あなたに直接

情報が入ってきます。

もちろん、評価はあなた次第ですが。

 

では早速見てみましょう。

 

【意志未来を表すwillはいたるところに】

 

まず、当然なんですが、

大統領の就任演説ですから、いわば「決意表明」です。

「私は~します」が多用されるのは当然です。

 

ですから、演説のいたるところに

I will~ の表現(意志未来)が出てきます。

 

【就任演説を読み解く文法知識①不定詞】

 

早速、文をいくつかピックアップしてみましょう。

The journey to reclaim our republic has not been an easy one.

 

ちょっと長い文なのですが、

主語はThe journeyで、述語動詞はhas not beenです。

まず、文には必ずと言っていいほど主語(V)があるので、

この2つを見つけましょう。

 

その間のto reclaim our republicという部分に

不定詞が使われています。

 

ここでは不定詞は、直前の名詞journeyを修飾しています。

いわゆる、名詞の後にきて名詞を修飾する「形容詞的用法」の

不定詞ですね。

 

すると、The journey to reclaim our republicは

「我々の共和国を取り戻す(reclaim)旅」という意味、

と捉えられます。

 

その後の部分ですが

has not been an easy one.

とあります。

oneは文の前のほうに出てきたjourneyの

繰り返しを避けるための語です。

 

時制はhas been(現在完了形)ですから、

過去のある時から今まで、というニュアンスが

伝わってきます。

 

The journey to reclaim our republic has not been an easy one.

という文の意味はしたがって、

「我々の共和国を取り戻す旅は、たやすいものではなかった」

となります。

 

【就任演説を読み解く文法知識②受動態】

 

次は受動態です。決して難しい形のものは

使っていませんので安心してくださいね。

 

例えば、演説のある箇所で、         

トランプ大統領は受動態を使った短い文を3連発

しています。

 

Our sovereignty will be reclaimed.

Our safety will be restored.

The scales of justice will be rebalanced.

 

すべてwillがあることから分かる通り、

未来形の受動態(will+be+過去分詞)です。

「~されるだろう」と訳します。

 

訳はそれぞれ以下の通りです:

私たちの主権は取り戻されるだろう。

私たちの安全は取り戻されるだろう。

正義の天秤はバランスを取り戻すだろう。

 

 

また、先ほどの不定詞と受動態を

一緒に使った文もあります。

 

I was saved by God to make America great again.

 

前半に受動態が使われています。

「私は神に救われた」

これは、銃撃事件に言及している最中の文です。

 

そのあとの不定詞ですが、

ここでは「目的」を表す、いわゆる「副詞的用法」

の不定詞です。

「アメリカを再び偉大にするために」です。

 

文全体としては

I was saved by God to make America great again.

「私は、アメリカを再び偉大にするために神に救われた」

という意味になります。

 

【就任演説を読み解く文法知識③関係代名詞】

 

3つ目は関係代名詞です。

 

We will forge a society that is colorblind and merit-based.

まず、この文のthatの前までは大丈夫ですね。

 

forgeは築くという意味なので、「私たちは社会を築きます」

という意味になります。

 

この後に関係代名詞thatが使われていて、それ以降は

that is colorblind and merit-based.

となっています。

 

colorblind(人種差別のない)、merit-based(功績に基づいた)

という意味です。

 

関係代名詞(ここではthat)以降は、その前の名詞(ここではsociety)

の内容を説明します。

 

したがって、文全体の意味はこうなります。

We will forge a society that is colorblind and merit-based.

「私たちは、人種差別のない(=色にとらわれない)、

功績に基づいた(=実力主義の)社会を築きます」

 

【まとめ】

 

今日はほんの少しの例文でしたが、

トランプ大統領の就任演説の文を取り上げました。

 

受動態と不定詞と関係代名詞を身に着けていれば

自力で原文を読みこなせる!

だから基礎的な文法の知識は不可欠!

それをあなたにお伝えしたかったのです。

 

ぜひあなたも自力で読んでみてくださいね!

 

参考までに、演説の英文のリンクをもう一回張っておきます。

https://www.asahi.com/articles/AST1P14QMT1PDIFI005M.html

(朝日新聞をひいきにしているわけではありません、念のため)

 

【編集後記】

今、この記事を書いている場所は

鹿児島です。

シェラトン鹿児島というホテルのクラブラウンジで

パソコンで入力しています。

 

このホテルには大浴場もあるので、

湯治の感覚で来てます(笑)。

やはり大浴場は気持ちいいですね!

 

あと、クラブラウンジもとても広く、

朝早くから夜遅くまで利用できて便利。

 

この3日間、ほぼホテルに缶詰めになって

自分会議や今後のための勉強などに、

違った環境でリフレッシュしながら

取り組んでいます。

 

こういった時事ネタ、今後もやってほしいという

意見がある程度集まったらやりますので、

あなたも意見を送ってくださいね!

 

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からでよいので、ぜひぜひお寄せください!

飛び上がって喜びます(笑)。