TOEIC満点講師が直伝【動詞のing形その③ 分詞構文】
こんばんは!
TOEIC満点講師、TOMOこと花井知哉です。
あなたは覚えていますか?
英文法ネタの記事で、まだ完結していない
テーマが残っていることを(笑)。
それは…
そう、「動詞のing形の3つの用法」
でしたね!
第1回目は形容詞の働きをする「現在分詞」、
第2回目は名詞の働きをする「動名詞」
をお伝えしました。
今日はその続きの第3回目で、
副詞の働きをする「分詞構文」を
お伝えします。
「分詞構文」と聞くと「何それ?」
と思いますか?
文法用語は知らなくても、
英語に接していると結構出てきますので、
あなたも実物は知っているはずです(*^^*)
極力シンプルに説明していきますね。
【分詞構文の基本形の例文】
さて、あなたはこんな文を見たことはありませんか?
Looking down from the plane, I saw Mt. Fuji.
文全体から大体の意味はわかると思います。
そう、「飛行機から見下ろすと、
富士山が見えた」ですね。
でもなぜ、文頭が動詞のing形なのか?と
不思議に思いませんか?
本来「主語と動詞」(S+V)の形があるはずです。
そう考えると不思議な形をした文ですね。
ではこの例を取って、
そもそもの分詞構文の作り方を見ていきましょう。
When I looked down from the plane, I saw Mt. Fuji.
これは先ほどの例文と同じ意味ですが、
接続詞whenを使った普通の文です。
ではこれから三段階に分けて
分詞構文を作っていきます。
あ、その前にひとつ。
この例文の後半が「主節」(より大事なほう)です。
前半は(従属節のうち)「副詞節」になります。
【分詞構文の基本形の作り方】
①接続詞(この場合はwhen)を消す。
②前半と後半の主語を比べる。
同じなので主節の方だけ残す(つまり、前半のIを消す)
③前半と後半の時制を比べる。
同じなので従属節(副詞節)の動詞をing形に変える。
このように文字で書いても分かりにくいと思うので、
もう一度例文少しずついじりながら説明します。
接続詞whenを使った例文はこれでしたね。
When I looked down from the plane, I saw Mt. Fuji.
まず①で接続詞を消すので、
I looked down from the plane, I saw Mt. Fuji.
となります。
次に②で従属節(副詞節)の方の主語Iを消すので
looked down from the plane, I saw Mt. Fuji.
になります。
続けて③で従属節(副詞節)の方の動詞をing形に変えて
Looking down from the plane, I saw Mt. Fuji.
となって、出来上がりです!
【分詞構文の作り方を知っている方が有利な理由】
以上が分詞構文の基本形の作り方です。
なぜわざわざ作り方を説明したのか?と
疑問に思いましたか?
その理由は、
作り方を知っている方が
分詞構文の理解が断然深いからです。
それに自分で分詞構文の文を作るときにも、
この知識は大いに役立ちます。
つまり、いままで曖昧だった分詞構文の知識を強化し、
あなたの英語力全体の向上へとつながるのです。
【分詞構文のその他のバリエーション】
さぁ、話はまだまだ続きます(笑)。
先ほどの例文では、ステップ②③で
文の前半と後半の「主語」も「時制」も同じでした。
では、まず「主語」が異なる場合はどうでしょうか?
ワークをしてみましょう。
元の文:
Since my child was ill, I had to stay home all day.
(子供が病気だったので、私は一日家にいなくてはならなかった)
この文でも、先ほどと同じ3つのステップを踏んで
分詞構文の文にしてみましょう。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
出来ましたか?
そう、主語が違う場合は両方とも残します。
すると、こうなります。
My child being ill, I had to stay home all day.
(ちなみに、元の動詞wasはbe動詞ですので、
そのing形はbeingとなります)
ではもう1問。
「時制」が違う場合もやってみましょう。
元の文はこうです。
Since I had finished my work, I left the office early.
(仕事を早くに終えてしまったので、
早めに退社した)
時制が異なる場合、ほとんどが
従属節(副詞節)のほうが時制が一つ前なので、
そちらの動詞を「having +過去分詞」という
形に変えます。
では、やってみてください。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
出来ましたか?
正解は
Having finished my work, I left the office early.
です!
どうでしょうか?
「主語」や「時制」が異なる場合でも、
作り方は難しくありません。
ここまでできれば、
英文を読んでいる最中に分詞構文に出合っても
焦る必要はありません。
【過去分詞を使った分詞構文もある!】
今日は、動詞のing形をつかった分詞構文の
作り方をお伝えしました。
この場合、現在分詞を使っていますが、
分詞構文の部分は「副詞句」です。
つまり、主節を修飾する「副詞」のカタマリです。
ここまでの3回を短くまとめると、
動詞のing形には、
「be+ing形」による「進行形」のほかに
1. 形容詞の働きをする「現在分詞」、
2. 名詞の働きをする「動名詞」
3.副詞の働きをする「分詞構文」
があります。
見た目は同じing形でも、用法はそれぞれ
全く異なります。
会社で英文を読む環境にいるあなたも、
あるいは英語でビジネスレターなどを書いているあなたも、
この3種類のing形を知っていて、
なおかつ実践レベルまでもっていくよう練習すれば
あなたの英語力は1ランク上がります!!
ぜひマスターしてくださいね(*^^*)
さて、これを独学で出来る人もいますが、
「自分一人では…」という人もいます。
あなたはどちらですか?
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正しい方向を向いていますか?
独学で、我流で勉強していると、
勉強の方向を間違えたり、
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