【東大卒TOEIC満点講師が直伝】英語の勉強で例文を暗記することの重要性とその方法
英語の勉強で「例文暗唱」というと、
気が進まない人も多いですね。
確かに、覚えることに苦労する人が多いのも事実です。
そのせいで、「やっても無駄。効率悪いし」
と敬遠する人もいます。
でも、正しい方法でやれば、
アウトプット(話す・書く)の
効果的な訓練になります!
一見、無味乾燥な「例文暗唱」がどのようにして
そうなるのか?
今日はその理由と正しい例文暗唱の方法を
お伝えします。
学校で英語を何年も勉強しても、英語が話せない理由
こんばんは。
東大卒TOEIC満点講師
TOMOこと花井知哉です。
そもそも、英語のアウトプット(話す・書く)が
苦手な日本人は多いです。
特に英語を「話す」となると、
全くお手上げという人もいます。
時々、それを根拠にして(?)、
日本の学校での英語教育が
批判されることもあります。
「中学生から何年も英語を学校で
勉強しているのにはなせるようにならない」と。
でも、個人的にはその批判は的外れと思っています。
まず、授業時間の絶対量が足りない。
だから、ある程度インプット(読む、聞く)の
訓練はできても、
アウトプットまでは手が回りません。
かといって、現在の文部科学省の指導要領にのっとって、
いきなり「まずは話してみよう」といったところで、
基礎がないままやってみても、
度胸はつくかもしれませんが、
きちんとした英語は身につきません。
学校で週3回くらい体育の授業を受けたからといって
オリンピック選手になれないのと同様に、
学校の授業だけでは
英語をスラスラと話せるようなレベルに達することを
期待するのが土台無理な話なのです。
(この点、学校の先生は非常に苦労されていると
思います。)
例文暗唱で成果を上げるための方法
さてさて、本題に移りましょう。
「例文の音読、暗記」というと
あなたは「古臭い」と思うでしょうか?
でも、日本のかつての寺子屋教育などでも
朗読、音読は大事な役割を占めていました。
それだけ歴史のある、有用な教育方法なんです。
それに、ただ英文を目で追うよりも
声に出せば、口も使いますし
その音声が耳に入ります。
こうやって、五感の色々な部分を活用
することによって
大事な表現を体に落とし込んでいくんです。
そうやって大事な例文を身につければ
「読む・書く・聴く・話す」の
どの分野にでも活用できます。
でも、この作業が苦手な人も多いです。
その一つの理由に、
きちんとした手順を踏まずにいきなり、
やみくもに暗記しようとしているから
ということがあります。
それぞれの例文には、
身につけるべき文法の要素が
きちんと含まれています。
それを分析した上で、また、
単語や熟語の意味もわかった上で
覚えるのです。
(なぜ例文が書かれているのか、考えましょう)
例文暗唱が英語のアウトプットにつながる理由
さて、例文を覚えても
それがどうアウトプットの訓練につながるのか。
よく考えてみてほしいのですが、
実際に使う大抵の英文には
何かしらの文法の要素が含まれています。
逆に言うと、文法の要素を含んだ例文を
たくさん身につければ、
それだけ、表現のストックが自分の中に
蓄積されていくのです。
もちろん、とっさの場面で
その表現を出せるようにするためには
実践会話の訓練は必要です。
でも、その前に表現のストックを
どんどん増やすことがまず必要です。
(この順番を間違えて、
いきなり英会話スクールに通ったりしても、
なかなか話せるようにはなりません)
ですから、あたかも相手が目の前にいるかのように、
感情や気持ちを込めながら、
例文暗唱をすることが不可欠になってきます。
今日のまとめ
今日は、例文暗記の重要性と
その方法についてお伝えしました。
例文暗唱の方法をまとめると、
例文に含まれる単語・熟語の意味を理解し、
文法構造をきちんと把握する。
その上で、あたかも相手が目の前にいるかのように、
感情や気持ちを込めながら、
例文暗唱をする。
この繰り返しです。
地味ですが、非常に効果的です。
僕は出来る限りこの練習を
レッスンでも取り入れていて、
生徒さんのアウトプットの訓練をしています!
やみくもに英語表現を丸暗記するのではなく、
文法を理解した上で例文を覚えて
表現のストックを増やすほうが効果的ですよ(^^)
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