【東大卒TOEIC満点講師が直伝】いきなり英会話スクールに通ってはいけない?
「いきなり英会話スクールに通ってはいけない」
これから英語を勉強しようと思っている人が
こう言われたら「え?なんで?英語話せるようになりたいのに」
とびっくりするでしょう。
でも実際、そうなんです。
こんばんは!
TOEIC満点講師、
TOMOこと花井知哉です。
巷でよく
「日常会話程度の英語力が欲しい」
という話を聞きます。
でも実はそれ、ものすごくハードルが
高いことなんです。
どういうことなのでしょうか?
今日はまず「話す」技能の難しさ、
そして「話す」ための土台作りの大切さ
を話していきます。
「話す」スキルが一番難しい理由
最近よく言われている英語の4技能、
あなたは言えますか?
そう、「読む・聴く・書く・話す」です。
人によって、この4つの順番は違いますが、
僕はあえてこの順番でいつも言っています。
なぜこの順番にこだわるのでしょうか?
それは、4技能のうち「読む」のが一番簡単で、
「話す」スキルが一番難しいからです。
まず「読む」ですが、
自分のペースで、文字を見ながらできることです。
(もちろん、難しい文章は解釈も難しいですが、
そのことは横に置いておきましょう)
ゆっくりでも、そして分からない単語や熟語は
辞書を調べながらできることです。
そういう意味で、難易度が一番低いです。
一方で「話す」はどうでしょうか?
会話を成り立たせるには一定のスピードや
リズムに乗って話さなければなりません。
しかも、原稿を見てそれを読み上げる、
ということはできません。
(普通、日本語でもこんなことはしないですよね)
ということは、何も見ずに、
自分の頭の中にある単語や表現を組み合わせて、
あまりつっかえずに発話する必要があります。
しかも、英語は語順を含めた
「文の組み立て方」が大事なので、
ただ単語を連発すればいいというものでもありません。
この全部を頭をフル回転させてやるわけです。
難易度が高いと思いませんか??
「話す」スキルを伸ばすためには何をする?
「話す」スキルの難しさは
分かっていただけたと思います。
ではどうすればいいのでしょうか?
そのためには同じ「アウトプット」の
部類に入る「書く」練習をたくさんすることです。
「書く」場合は、自分のペースで
じっくり考えながら、また
必要に応じて辞書なども活用しながら
自分の言いたいことを書いていきます。
ですから「話す」スキルより
一段階難易度が低いのです。
よくアウトプットの練習として
「日記を書いてみましょう」と勧める人がいますが、
それも良いと思います。
題材は今日あった事柄ですので、
「何について書こう?」と悩む必要がないです。
さて、ここで一つ課題が出てきます。
書く題材があって、辞書も手元にある。
でも、どうやったら正しい語順で
文を組み立てて書けるのでしょうか?
実はそれが一番の悩みですよね!
そのためには、文の組み立て方、
つまり文法をきっちり身につけておく必要が
あります。
文法と聞くと、小難しい印象を持つ人も
多いかもしれませんが、
実は文を組み立てる「ツール」なんです。
学生時代に英文法が嫌い、あるいは
苦手だった方も多いでしょうから、
抵抗感があっても無理はありません。
でも大人になってからもう一度
やってみると、意外と簡単に思えます。
というのも、大人となった今、
学生時代にはまだ十分育ってなかった
「論理的思考力」があるので、
文法を使って論理的に
英語を含む語学を学ぶのは、
実は学生より有利です。
なので、中学・高校レベルの文法を
今一度おさらいしてみましょう。
英語が全く苦手という場合は
まずは中学英語だけからでも
構いません。
その手の参考書が書店に
何種類も並んでいますので、
ぜひリアル書店で手に取ってみて、
自分に合いそうなものを選んでください。
また、語彙力も大事です。
ですから、まずは中高生向けの単語帳で良いので
単語帳を買って、覚えていきましょう。
これらが、「話す」スキルのための
土台作りとなります。
実際に会話をするためには?
さて、ここまでまとめると、
話すためにはまず「書く」スキルを上げることが大事、
そして書くためには文法力と語彙力を
アップさせることが必要、
ということを書いてきました。
それらのスキルを磨いて、
「話す」スキルの土台づくりをしましょう。
さて、「話す」スキルに関して言えば、
まず初めのうちは恥ずかしがらずに、
多少の間違いは気にせずに
実際に口から英語を出して話してみることです。
勇気がいることですが、
「間違った英語を言ったら恥ずかしい。良くない」
と思っているうちは永遠に話せません。
ですから、その考えを克服して、
「まずは話してみる」という精神で
とにかく英語を口から出してみる。
それを実践しましょう。
それができれば、「話す」スキルを身につける
第一歩を踏み出せたことになります。
ぜひ段階を踏んで、英語を話せるようになるよう
頑張ってくださいね。
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