TOMOは、実はもともと、英文法は苦手でした
こんばんは!
TOEIC満点講師、
TOMOこと花井知哉です。
前回から間が空いてしまいましたが、
今日もお読みいただきありがとうございます!
英語講師で、しかも文法を重要視していて
文法を重点的に教えている僕が、
もともとは文法が苦手だったと話したら、
皆さんは驚くかもしれませんね。
でも実際にそうなんです。
今日は僕のことについてちょっとお話しますね。
小学生時代のイギリスで英語を「身につけた」?
僕は小学生時代の大部分を
親の仕事の関係でイギリスで過ごしました。
英語が全くできない状態でイギリスに引っ越し、
ゼロの状態から始めました。
最初の頃は何か英語で言われても全く分からず、
自分の言いたいことも全く言えない。
そんな状態が非常に歯がゆかったのを
今でも覚えています。
ですから、英語ができなくてつらい、
という方の気持ちはすごく分かります。
正直、その時は学校にいることが
苦痛でしかありませんでした。
でも、他の生徒とは違う、初心者向けの
テキストを渡されて勉強したりしているうちに
徐々に英語ができるようになり、
帰国するときには、もう英語で一通り
なんとかなる状態にまで上達していました。
正直、「自分は英語ができるようになった」
と思っていました。
でも、その「自信」は「過信」でした。
今でこそ、僕は英語の上達には
「体系立った英文法を
身につけることが欠かせない」
と何度も言っています。
でも、その時点でも英文法が得意だった
わけではないのです。
英語につまずいた、ある「事件」
どういうことかというと…
日本に帰国して中学に入ってから、
「私は時々学校に遅れる」を
正しい英語にすることができませんでした。
答えはもちろん、皆さん御存知の通り
I am sometimes late for school.
ですよね。
4年間もイギリスにいたのに、
このような英文さえ
組み立てられなかったのです!
まず分からなかったのは2点です。
「時制は何形を使う?
これからも遅れそうから未来形かな?」
「『時々』は文のどこに入れればいい?」
などと考えてしまいました。
これで分かったのは
一つ目に、
時制の使い方がちゃんとわかっていない
(現在の習慣に現在単純形を使うこととか)
また二つ目には
sometimesを文のどこに入れるかが
ちゃんとわかっていない
(頻度の副詞は一般動詞の前、
be動詞や助動詞の後に置きます)
ということです。
つまり、きちんとした、体系的な
英文法の知識がなかったということです。
イギリスに使っていた「英語」は、
周りの友達や先生の使っている英語を
真似しているだけだったのです。
本当の意味で英語力が
身についているわけではなかったのです。
また、英単語でも、例えば
smartの意味は「体型がスマートな」
だと勘違いしていた
などなど、ぼろがどんどん出てきました。
このことにショックを受けましたし、
精神的にも追い込まれましたね。
これがあったのは中1の途中でした。
それまではアルファベットやごく簡単な文しか
やっていなかったので、
正直、英語の勉強をなめていたのです。
いくら「帰国子女」で、
発音や感性が身についているといっても、
I am sometimes late for school.
さえ作文できない。
これでは、その後の英語の勉強が
思いやられます。
実際、子供ながらに
「このままでは英語が得意科目で
なくなってしまうのではないか?」
と、危機感を抱きました。
その後は心を入れ替えて
ちゃんと文法を勉強した結果
今の自分があるわけですが。
もしそうしていなかったら
今はどうなっているのか、考えると
ちょっと怖いですね。
自分の経験からも、他の方の経験からも言える、英語力に不可欠な要素とは
本当に、体系立った文法の知識を
積み上げていくことは、
きちんとした英語を身に着けたいならば
必須です。
「ある程度の英会話ができればいい」
という場合でも、
文法の知識や、テーマごとの例文を
身につけているかどうかでは
会話力も全然違ってきます。
急がば回れ。
外国語の学習ではこれが実は近道なんです。
僕の個人塾でも
これを軸にしてレッスンをしています。
今日、ある女性の方が入塾を決められました。
理由は「転職して、会議やプロジェクトで
英語が必要になっていて、
英会話を習ってはいるものの、
文法が抜けてしまっているので
そこをなんとかしたい」
とのことでした。
やはり文法が抜けていると、
きちんとした英語が言えない。
そんなもどかしさを感じておられるようでした。
これからこの方のマンツーマンレッスンを
オンラインで行っていきますが、
今後の成長が楽しみです!