【東大卒TOEIC満点講師が直伝】英語の仮定法は分からないままでいいのか?
TOEIC対策の勉強をしている人の中には
「英語の勉強で仮定法はやらなくていい」と
思う人がいるようです。あなたはどうでしょうか?
TOEICに出ないことは勉強しなくてもいいのか?
もし、TOEICテストの高得点を取ることが
至上命題であるならば、
確かに仮定法はあまり勉強しないかもしれません。
ただ、あなたの最終目的は「点数」ですか?
たとえTOEICで高得点を取ったとしても、
仕事で使う実践的な英語ができなければ、
その点数はどれだけの意味があるのでしょうか?
確かに、職場でTOEIC〇〇点、といわれると、
まずは点数に目が向くのはごく当然です。
でも、職場はなぜそういった要求を課すのでしょうか?
その点数に相当する英語力を持つことを
期待しているからではないでしょうか?
ただ「点数」を取ることではなくて。
そうすると、TOEICの高得点を目指すだけでなく、
仕事の英語メールを読み書きする能力や、
英語で電話応対をする能力など。
そういった実践的な英語力をつける努力も
必要になるわけですし、
そちらにも時間と努力を注ぐ必要があります。
それを考えると、
「これは試験に出ないから」といって
例えば仮定法をおろそかにしていいでしょうか?
仮定法は、ビジネス文書そのものでは
あまり出てきませんが、
ちょっとした会話となると、よくでてきます。
仕事相手との雑談などの会話で、
We couldn’t have succeeded
without your assistance.
といわれたらどうでしょう?
couldn’t have succeededって何だ?
過去のことだろうか?
と、思考が止まった時点で
会話にはついていけなくなります。
(ちなみに、この文の意味は
「あなたの助けがなかったら私たちは
成功できなかったでしょう」です。
文法的には「仮定法過去完了」です)
あと、実はTOEICでも、「仮定法未来」は
時々出てきます。
これの詳細については後ほどお話ししたいと思います。
とにかく、TOEICの点数だけに目が行ってしまうと、
本質的な勉強がおろそかになってしまいます。
ぜひ、自分に必要な英語力は何か?を
見極めたうえで、その勉強に焦点を当ててくださいね。
TOEICにも出てくる仮定法
さて、先ほど「TOEICにもよく出る仮定法がある」
とお話ししましたが、それは何でしょう?
これからお話しする「仮定法」は、
助動詞shouldとも関係のある項目です!
ではさっそく例文を見てみましょう。
He suggested that we (should) hold a meeting.
意味はもちろん、
「彼は、会議開くことを提案した」です。
ここで注目すべきは、
thatの後の動詞の形です。
そう、(should+)動詞原形ですね!
過去形の文脈でも、過去形にはしません。
shouldが書いてあればまだいいのですが、
shouldが省略されている場合、
He suggested that we hold a meeting.
となるので、
一瞬「??」と思うかもしれません。
動詞の時制が合っていない!と
間違いを疑う人もいるかもしれません。
でもこれで正しいです。
特にアメリカ英語ではshouldを省略した形が
普通に出てきます。
TOEICでもこのパターンです。
この場合は文法用語では「仮定法現在」
と呼ばれます。
動詞の原形(現在形ではなくて!)を使うのが
ポイントです。
ちなみに、どういった場合に
このような形の「仮定法現在」が
使われるかというと、
一つには、例文のsuggest(提案する)のような、
「提案・要求」の意味合いを持った動詞の後の
that以下で使われます。
advise(忠告する)、insist(要求する)
などもこれに当てはまります。
もう一つは「必要・重要」の意味合いの
形容詞の後のthat以下で使われます。
例文で見ましょう。
It was necessary that he (should) obey the rules.
(彼が規則に従うことが必要だった)
ここでも、obeyedと過去形にはならず、
(should+)動詞原形となります。
この部類の形容詞には
important(重要な)、essential(不可欠な)
などもあります。
今日の後半部分ではTOEICでもでてくる「仮定法現在」と、
その注意点についてお伝えしました。
もちろん、TOEIC以外でもよく出てくる形なので、
いざ出くわしたときに慌てないよう、
普段から慣れておいてくださいね。
今日のまとめ
まず、TOEICにほとんど出てこないからといって
仮定法を勉強しなくていいということにはならないこと。
そして、「仮定法現在」の用法と注意点。
今日はこの2点をお伝えしました。
英語勉強熱心な方の多くは
TOEIC対策に並行して英会話など、
別の角度からの勉強にも余念がありません。
また、TOEICも英会話も、
基礎的な文法が本当の意味で身についてこそ
伸びるものです。
ぜひ今日の「仮定法」も含めて、
基礎的な文法はしっかり自分のものとしておきましょう!
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