東大卒TOEIC満点講師が直伝【「(人に)~させる」と訳せる英語の動詞4つ②】

こんにちは!TOEIC満点講師、TOMOこと花井知哉です。

 

先週から久しぶりに再開した、文法や語法をテーマ。

今日の内容も、すぐにあなたの英語力アップに活かせますよ(*^^*)

 

 

さて、先週は「(人に)~させる」という日本語に相当する

英語の動詞4つのうち、3つを紹介しました。

 

具体的に振り返ると、

「させる」と訳せる動詞4つのうち

make, have, letを紹介しました。

 

ニュアンスの違いとしては

makeは強制、haveは抵抗感を抱かせない命令、

letは許可でしたね。

 

いずれも「V+O+C」という形(SVOCの第五文型)

を取ります。

 

 

では、今日は4つ目の動詞と、

受身形の文にできるかというお話もしますね。

 

 

【getは「説得して~させる」】

 

では本題です。

例文から見てみましょう。

前回と似た例文にしますね。

 

My boss got me to work two hours overtime today.

(今日、上司は私に2時間残業させた)

 

 

この文は先週ご紹介した

My boss made me work two hours overtime today.

(今日、上司は私に2時間残業させた)

 

と、構造は同じ文です。

 

ただ、ちょっとした違いが見つかったでしょうか?

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

自分で考えてみましたか?

 

 

それでは答えです。

makeを使った文ではmeのあとがworkでした。

これは動詞原形です。

「toなし不定詞」とも呼ばれます。

 

でも

getを使った文ではmeのあとがto workです。

 

まずこの点に注意してください。

 

 

加えて、getの持つニュアンスは

「(気の進まない相手を説得して)~させる」

です。

 

 

ですから、先ほどの例文

My boss got me to work two hours overtime today.

(今日、上司は私に2時間残業させた)

 

のニュアンスは、

気の進まない「私」を、上司が説得して

残業をさせた。

ということになります。

 

強制のmakeほど強くはないですが、

getの場合も、「させられる」側には

抵抗感があるのです。

 

 

【これらの文は受身形にできるのか?】

 

せっかくなので、

関連したおまけの話もしましょうね。

 

 

make, have, let, getを使った4つの文を

紹介してきましたが、

ちなみにこのうちで受身形の文にできるものは

2つだけです。

 

それはmakeとletです。

haveやgetを使ったSVOCの文は受身形に

できないのです。

 

 

なお、makeを使った先ほどの文

My boss made me work two hours overtime today.

は、

I was made to work two hours overtime today (by my boss).

となります。

 

この場合もtoが出現することに注意してください。

 

 

なおletを使った文

My boss let me take a day off yesterday.

(上司は昨日、一日休ませてくれた)

 

は、letを使ったままでは受身形の文にできません。

 

「許可する」という意味の動詞allowで代用して

I was allowed to take a day off (by my boss).

(私は一日休むことを上司に許可された)

 

とします。

 

 

【今日のまとめ】

 

先週と今週の2回にわたって、

「させる」と訳せる動詞4つ、

make, have, let, getを紹介しました。

 

ニュアンスの違いとしては

makeは強制、haveは抵抗感を抱かせない命令、

letは許可、getは説得でしたね。

 

そしてgetを使った場合だけ、

toがつきます。

 

そしていずれも「V+O+C」という形(SVOCの第五文型)

を取ります。

 

 

【編集後記】

 

この2週にわたってご紹介したmake, have, let, getは

結構ニュアンスの区別に苦労する人が多いです。

 

なにせ、すべて「~させる」という日本語に

収まってしまいますから(>_<)

 

 

でも、今日の記事を読んだあなたは大丈夫。

自分の状況に置き換えて、

まずは4つのオリジナルの例文を作ってみましょう。

文法的にも内容的にも正しい文ですよ。

 

そして、それをスラスラと言えるようになるまで

練習する。

 

そうすることで

アウトプットの練習になります。

 

ぜひあなたのオリジナルの英文、僕にも教えてくださいね

(これも立派なアウトプットの練習ですから!)

このメルマガに返信する形で送ってください(*^^*)

 

 

次回の記事もお楽しみに!

 

 

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