【その2】不定詞の副詞的用法を使いこなすと、こんなに幅広い表現が使える!

こんばんは。「花井英語塾」代表、

東大卒TOEIC満点講師の花井知哉です。

 

 

今回の記事は第206号です!

毎回読んでいただき、ありがとうございます!

 

今日は、前回に引き続き、

あなたも学生時代に習った

「不定詞」の一つの用法である

「副詞的用法」を使って、

 

あなたの英語表現力をバージョンアップする方法を

お伝えします。

詳しくは続きを読んでくださいね。

 

 

【不定詞の「副詞的用法」とは】

 

再度ですが

まずは基本的なところをおさらいしましょう。

 

不定詞とは「to+動詞の原形」のことで、

不定詞を含んだカタマリは、文の中で

名詞、形容詞、副詞のいずれかの役割をします。

 

それぞれを

不定詞の「名詞的用法」、「形容詞的用法」、「副詞的用法」

と呼びます。

 

 

そして、不定詞の「副詞的用法」とは

不定詞を含むカタマリが文の中で、

動詞、形容詞、副詞、文を修飾する働きのことです。

 

(このあたりは、品詞について

基礎的な知識を持っているあなたなら、大丈夫ですよね!?)

 

 

前回は「動詞修飾」を見ましたので

今日は「形容詞修飾」をする

不定詞の「副詞的用法」を見ていきます。

 

 

【形容詞を修飾する不定詞「副詞的用法」①感情の原因】

 

不定詞の副詞的用法といえば

「目的」の次にこれ!

というくらいに有名な「感情の原因」を表す

形容詞修飾の不定詞です。

 

 

こんな例文を覚えた記憶はありませんか?

I am glad to see you.

(お会いできてうれしいです)

 

 

では、この例文の構造を分析しましょう。

I am gladの部分は

それぞれ主語、述語動詞、補語のSVCですね。

 

では、不定詞のカタマリto see you

は文の中でどんな働きをしているか、説明できますか?

 

………

………

 

いかがでしょうか?

自分なりにうまく説明できますか?

 

 

そう、不定詞のカタマリto see youは

形容詞gladを修飾するので、

副詞の働きをしています。

つまり不定詞の副詞的用法です。

 

もっと細かく言えば

副詞的用法の形容詞修飾で、

意味は「感情の原因」です。

 

「うれしい」という感情の原因が

「あなたに会えたこと」というわけです。

  

 

でもここまでくると

「学生レベルの簡単な例文は分かった。

でも、実用性がない!」という人がいます。

あなたもですか?

 

それなら、自力で作りましょう!

 

文法的また意味的に正しい、

不定詞の副詞的用法の「感情の原因」を含む例文を

自分で作るんです。

 

自分のビジネスの現場で使いそうな文を

考えるんです。

ここが頭の使いどころです。

 

 .........

 .........

 

自作できましたか?

もし例文を作ってみたものの、自信がないというのであれば

コメントかメッセージの形で例文を送ってください!

僕が添削しますので。

 

 

ちなみに、僕の作った例文はこうです。

 

The section manager was surprised to learn

how meticulously we had planned our sales.

(私たちがいかに綿密に販売計画を立てたか

を知って課長は驚いた)

 

(注:meticulously「綿密に」)

 

いかがでしょうか?

これなら「実用に耐える」と言えるのでは

ないでしょうか。

 

 

【形容詞を修飾する不定詞「副詞的用法」②tough構文】

 

 

見出しを読んで「tough構文って?」

と思ったでしょうか?

もしそうなら、まだまだ不定詞という分野で

伸びしろがあります。一緒に頑張りましょう!

 

 

「tough構文」の不定詞を使った

基本的な例文はこうです。

 

English is not easy to learn.

(英語は習得するのが簡単ではない)

 

 

まず前半で

English is not easy

(英語は簡単ではない)

と述べ、

 

後半部分でその分野として

to learn

(習得することにおいて)

と言っています。

 

 

そして、不定詞の部分は

形容詞easyを修飾しているとみなします。

 

これも先ほどと同じ

「副詞的用法の形容詞修飾」の不定詞で、

意味は「分野指定」とも言えますし、

 

この手の構文をよく文法書では「tough構文」

と言っています。

 

 

何がtoughかというと、

This ticket was tough to get.

(このチケットは入手が難しかった)

 

という文に代表される作りの文だからです。

 

 

さらに解説すると、このtough構文では

「不定詞に使われている動詞」と

「文の主語」の間には

 

「動詞」と「目的語」

の関係が成り立ちます。

 

 

This ticket was tough to get.

であれば

「get a ticket」というふうに。

 

また先ほどの例文

English is not easy to learn.

であれば

 

「learn English」というふうに、

いわば「VとO(動詞と目的語)」

の関係が成り立ちます。

 

 

以上が「tough構文」の構造上の特徴です。

 

 

初めて見る文であれば、

ぜひこの例文ごと、不定詞の働きを理解したうえで

覚えてしまいましょう!

 

 

ちなみに、ビジネス英語に適応させると

こんな文を作れます。

 

The sales target for the next fiscal year

is very difficult to achieve.

(来期の売り上げ目標は達成がとても難しい)

 

 

(この文でも「achieve the sales target~」

という「V+O」の関係が成り立っていることに

注目してください)

 

 

この例文も、ぜひ構造をじっくり分析して、

先ほどの短い例文と構造と意味が同じであることを

しっかり確認してくださいね!

 

 

【今日のまとめ】

 

今日は、基本的な文法事項である不定詞について、

前回の「動詞修飾」に引き続き

副詞的用法の「形容詞修飾」にしぼって話しました。

 

ただ、不定詞の話はこれで終わりではありません(笑)!

次回もこの続きをお話しします。

ぜひお楽しみに!

 

 

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【お知らせ】

 

さて、いつも言っていますが、

 

大人であるあなたは

論理的思考を使って、

納得したうえで英語を習得すると

 

しっかり身につきますし、

忘れにくくなります。

 

 

英語を論理的に、本格的に勉強したいが

どこから手をつけていいか分からない、

 

などの疑問があれば早めに解消しましょう!

 

 

その点でご質問や相談したいことなどがあれば

遠慮なくご連絡くださいね!

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