【「(人に)~させる」と訳せる英語の動詞4つ①】
こんばんは!TOEIC満点講師、TOMOこと花井知哉です。
久しぶりに、今日は文法や語法をテーマにお届けします。
すぐにあなたの英語力アップに活かせますよ(*^^*)
さて本題です。
「(人に)~させる」。日本語でもよく使う表現ですね。
この日本語から、あなたはどの英語の動詞を思い浮かべますか?
今日は「させる」と訳せる動詞4つをご紹介します。
しっかり区別して使い分けられるようにしましょう!
そうすればあなたのビジネス英語のランクもアップします(*^^*)
【「強制」はmake】
一口に「(人に)~させる」といっても、
ニュアンスが色々あります。
その中でもmakeは「強制」を表します。
例文で考えてみましょう。
My boss made me work two hours overtime today.
(今日、上司は私に2時間残業させた)
まず文の構造をとりましょう。SVOC(第5文型)です。
「make + O + C」の形で、Oはme、
Cはwork two hours overtime(2時間残業をする)です。
この場合、もちろんmakeは「させる」と訳すのですが、
ニュアンスは「強制」です。
「させられる」側の私には「抵抗感」があります。つまり
嫌がる私に強制的に残業させた、というニュアンスになります。
【抵抗感を抱かせない「命令」はhave】
一方、動詞haveを使った場合には
「命令」のニュアンスなのですが、
命令される側に抵抗感はありません。
どういうことか?
先ほどの例文をアレンジしてみましょう。
My boss had me work two hours overtime today.
(今日、上司は私に2時間残業させた)
この文の構造も先ほどのmakeの場合と同じで
SVOC(第5文型)です。
「have + O + C」の形で、Oはme、
Cはwork two hours overtime(2時間残業をする)です。
動詞がhaveの過去形hadに変わっただけで、
和訳も変わっていませんが…
ニュアンスの違いが分かりますか?
そう、この場合、命令されて残業することなったものの、
命令された「私」には抵抗感はありません。
普段から「上司→私」の命令や指示があって、
「指示系統」が出来上がっているために
「私」も慣れているわけです。
【「許可してあげる」はlet】
letのニュアンスは分かりやすいですかね!
「~したい」と思っている人の願いを許す。
そう、「許可」のニュアンスです。
これは、先ほどの例文のままでは変な意味になるので、
別の例文を見てみましょう。
My boss let me take a day off yesterday.
(上司は昨日、一日仕事を休ませてくれた)
この文の構造も先ほどのmakeやhaveの場合と同じで
SVOC(第5文型)です。
「let + O + C」の形で、Oはme、
Cはtake a day off(一日休暇を取る)です。
もともと「私」は一日の仕事休暇が欲しかった。
それを上司に願い出たところ、
上司は許可して、休みをくれた。
というニュアンスになります。
【今日のまとめ】
今日は、「させる」と訳せる動詞4つのうち
make, have, letを紹介しました。
ニュアンスの違いとしては
makeは強制、haveは抵抗感を抱かせない命令、
letは許可でしたね。
いずれも「V+O+C」という形(SVOCの第五文型)
を取ります。
【編集後記】
今日ご紹介したmake, have, letは
結構ニュアンスの区別に苦労する人が多いです。
なにせ、すべて「~させる」という日本語に
収まってしまいますから(>_<)
でも、今日の記事を読んだあなたは大丈夫。
自分の状況に置き換えて、
まずは3つのオリジナルの例文を作ってみましょう。
文法的にも内容的にも正しい文ですよ。
そして、それをスラスラと言えるようになるまで
練習する。
そうすることで
アウトプットの練習になります。
ぜひあなたのオリジナルの英文、僕にも教えてくださいね
(これも立派なアウトプットの練習ですから!)
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次回はもう一つの動詞getについて、
その使い方とニュアンスをお伝えしたうえで
合計4つの使い分けをまとめていきます。
次回の記事もお楽しみに!
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