【TOEIC満点講師が直伝】前置詞forの色々な意味を簡単に理解して覚える方法
英語として「簡単」に思える語ほど、
たくさんの意味があって、
全部覚えるのは到底無理!!
そう思うのも、ある意味当然です。
そう思うようになると、
あなたも単語を覚えることが億劫になるでしょうか?
今日はそうならないためのひとつの方法をお伝えします。
今日お伝えするのは前置詞です。
単語の中でも、前置詞は特に、
基本イメージを持つと
色々な意味に通じて分かりやすいです!
では、たとえばforはどうでしょう?
↓↓解説は下の方にあります↓↓
前置詞forの基本イメージは「~に向かう」
こんにちは。
TOEIC満点講師、
TOMOこと花井知哉です。
前置詞forを見ると、
「~のため」という意味を
思い浮かべる人が多いですが、
あなたもそうですか?
実際、その意味で使われることは多いです。
例えば
I bought a cake for my sister.
(妹のためにケーキを買った)です。
でも、その他にもいろいろな用法があり、
例えばジーニアス英和辞典には
前置詞の用法だけで27個あります(笑)。
それぞれの和訳を覚えるのは
まず到底無理です。
そこで役立つのが、辞書に載っている
「基本義」や「原義」です。
大体の意味をつかむのに役立ちます。
forの場合には、ジーニアス英和辞典によると
基本義は「~に向かう」です。
これに基づいていくつか考えてみましょう。
先ほどの例文の場合は
I bought a cake for my sister.
ですが、
このケーキを買ったときには
頭の中で「妹に、妹のために」と
ケーキの「行き先」を考えています。
考えが妹に「向かって」いますね。
確かに、原義「~に向かう」に合っています。
「~のために」と訳せない場合も基本イメージは「~に向かって」
ではここで別の用法も考えてみましょう。
I ran to the station for the last train.
(終電に乗るために駅まで走った)
これは辞書の項目では「追求・獲得」
と載っていますが、
やはり同じイメージで考えましょう。
私が駅まで走った時には
頭の中の考えが「終電」に向かっていますね。
ではもう一つだけ。
It’s rather cold for this time of the year.
(今時分にしてはかなり寒い)
このforは「基準」「~のわりには」
となっていますが、
この場合も、今の寒さの中で、
頭の中の考えは「本来の今の時期の気候」
に向かっていますね。
今日のまとめと、3月19日(土)のセミナーのお知らせ
今日は単語の意味を覚える方法を一つご紹介しました。
前置詞はイメージで覚えると良いのですが、
今日お伝えしたように、forが持つ様々な意味・用法でも、
基本的なイメージは共通しています!
ぜひ、辞書を調べた時には
原義や基本義も見てみてくださいね!
そうすると、単語の基本イメージがわいてきて、
いろいろな意味・用法も覚えやすくなります!
ネイティブはこうしたイメージを持ってはいますが、
日本人はなかなかここまで習得するのは
難しいのが現状です。
それぞれの意味を覚えるので手一杯かもしれません。
でも「文法を何でも丸暗記」では辛くて、
いずれ行き詰まりが生じます。
ですから、ロジックを使って、
体系的に学んだほうが分かりやすいです。
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