【東大卒TOEIC満点講師が直伝】日本人が苦手なSVOCの文の便利な使い方
今日は、日本人が苦手で使いこなしづらい、
第5文型(SVOC)の文を使いこなすために、
動詞findとmakeを例に挙げます。
こんばんは。
東大卒TOEIC満点講師
花井知哉です。
慣れるまではちょっと大変かもしれませんが、
これを使いこなすと、
あなたの英語のアウトプット力が上がること
間違いなしです!
では早速、findから見ていきましょう。
SVOCの文で英語の動詞findを使いこなすコツ
findという語の意味は「~を見つける」。
これを知っている人は多いですが、
I found the article interesting.
この文を正しく解釈できますか?
まずfindの基本的な使い方から。
I found the document in the cabinet.
(その書類を戸棚で見つけた)
の場合、動詞findは他動詞で、
意味は「~を見つける」ですね。
でも、動詞findの用法は
それだけではありません。
このような文はどう訳しますか?
I found the article interesting.
この文を「私は面白い記事を見つけた」
と訳すと間違いです!
そのような訳になるのは
I found an interesting article.
です。
形容詞は名詞の前に来るのが原則です。
では先ほどの文ではなぜ
I found the article interesting.
のような語順になるのでしょうか?
実は動詞findには
「(結果的に)~(O)が…(C)であると分かる」
という、SVOCの用法もあるんです!
いわゆる「第5文型」の文ですね。
この例文の場合、
「私は、(読んでみた結果)その記事が
面白いとわかった」
という構造になります。
もちろん
I read the book. It was interesting.
と表現してもだいたいは伝わります。
ただ、いかにもつたないです。
中1前半のレベルです。
日本人はSVOCの形が苦手な人が多いです。
でも、逆にそれを使いこなすと
「お、できるな」と相手は思います。
すると、相手も初心者向けレベルより上の
英語で対応してくれます。
そうすればやり取りも弾み、
相手との距離も縮まります。
ぜひきちんとした文の組み立て方を習得し、
ワンランク上のやり取りを
目指してみましょう!
「(電話を)かけ直させます」の「させる」はmake?
さて、今度はいわゆる「使役動詞」を使った
SVOCの文です。
(使役動詞、という語は後で解説します)
ちょっとこんな場面を想像してみてください。
仕事中に電話をとると、
相手は英語で話してきて、
席を外している同僚のAさんと話したい様子。
あなたならどう対応しますか?
さて、いかがでしょうか?
普段、英語の電話の対応に
慣れていないと、いざというときに
落ち着いて対応できなくなります。
そんなときのために、
最低限の応対はできるように
なっておきたいものですね。
さて、今回は、
席を外している同僚のAさんあてに
電話がかかってきました。
話すべき内容としては、
Aさんが席を外していること、そして
Aさんにあとでかけ直させる、
という2点です。
まず仮にAさんが男性だとして、
I’m sorry, but he is out now.
(すみませんが、彼は外出中です)
などと言えます。
大事なのは次ですが、
「彼にかけ直させます」です。
「かけ直す」はcall~backといいますが、
「させる」は何という動詞を使えばいいでしょう?
もし
I’ll make him call you back.
と、makeを使ったらどうでしょう?
「かけ直させます」という日本語には
訳せる文ですが…
これだと、嫌がるAさんに
強制的にかけ直させることになって、
相手もいい気分がしません…
というのも、「~させる」を表す動詞 (使役動詞と言います)のmakeは
「嫌がる相手に強制的に~させる」 という意味だからです。
では一方、letはどうでしょう? I’ll let him call you back.
これもいけませんね。
letは「(~したがっている相手に
許可を与えて)~させる」 という意味です。
これを使うと、電話したがっているAさんに 許可を与えて
「電話を許可します」 という意味になってしまいます(><)
今回ふさわしいのはhaveです!
I’ll have him call you back.
と言います。
haveは「指示」「命令」のニュアンスですが、
指示(あるいは命令)される相手に、
抵抗感がない場合に使います。
言い換えれば、私からAさんに向かって
「あなた宛ての電話、かけ直しておいて」
と「指示」しても
Aさんは抵抗がありません。
そういう人間関係だということも
見えてきます。
このパートでは同じ「~させる」と訳せる
make, let, haveの違いについて
お話ししました。
英語には単語一つ一つに
キチンとした意味やニュアンスがあります!
大体通じればいいだろう、という
海外旅行のサバイバル英語的なノリでは
仕事の現場では通用しません。
文法や語法をきっちり区別して、
使い分けることが必要です。
ぜひその点を意識して、
今後の英語の勉強に活かしてくださいね(^^♪
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