【東大卒TOEIC満点講師が直伝】TOEIC頻出!あなたは「品詞」をきちんと理解していますか?
先日の日曜日(5月23日)のTOEICを受験された方、
お疲れさまでした!
出来はどうだったでしょうか?
手ごたえがあった人もいれば、
思うように実力が発揮できなかった人も
いると思います。
こんにちは!
東大卒TOEIC満点講師、
TOMOこと花井知哉です。
久しぶりになりますが、
TOEICに関わる話を今日もしますね。
それはPart5の文法問題です。
問われる内容は「語彙」も
もちろんあるのですが、
やはり「文法力」を問う問題は
相変わらず多いですね。
その中でも特に「品詞」の問題が
一番多いです。
TOEICだけではない!英語の基礎の基礎ともいえる「品詞」の知識
今日お話しすること、それは…
「品詞と文型」の基礎です。
つまらない、と考える人も多い点ですが、
実はこの点の理解が
英語力の根本とも言えるものです!
ですから、非常に大事な土台となります。
皆さんは「名詞」がどんな働きをするか、
一言でいうことができるでしょうか?
この質問に「固有名詞とか?」と
言っているようではダメです。
文の中での働きを聞いています!
それは…
「主語、補語、目的語の働きをする」
です。
これだけ言っても分かりにくいので、
例文を出しますね。
John has already done his job.
(ジョンはもう仕事を終わらせた)
この文の中にはJohnとjobという、
2つの名詞が含まれています。
でも、その役割を意識していますか?
Johnは文の主語になっていますし、
jobはhas done(doの現在完了形)の
目的語になっています。
もう一つ例文を出しましょう。
This is our final meeting on finance.
(これが財政についての最後のミーティングだ)
この文の場合、Thisが主語で、
meetingが補語になっています。
またfinanceは、前置詞ofの目的語です。
補語というのは、この場合は
主語の補足説明をする語、と
ざっくり言っておきましょう。
また、前置詞の直後に来る名詞のことを
「前置詞の目的語」と言います。
代名詞の「格」をきちんと理解して使い分ける
また、代名詞の「格」も
しっかり押さえておきたいですね。
そう、中学でやった、
I, my, me, mine, myself…
などのことですね。
それぞれ主格、所有格、目的格、所有代名詞、再帰代名詞
です。
簡単な例文で言うと、
He asked her to help him with his task.
(彼は彼女に、自分の仕事を手伝ってくれるよう頼んだ)
です。
代名詞が4つ入っていますね。
まず文頭のHeですが、
これは文の主語として働いているので
「主格」heを使います。
herは所有格と目的格がありますが、
ここでは、他動詞askの目的語の働きをしているので
目的格のherです。
himも、他動詞help askの目的語の働きをしているので
目的格のhimです。
一方でhisは所有格です。
所有格は直後の名詞を修飾します。
修飾語の扱いですね。
一方、このhisはいかがでしょうか?
This file is mine, not his.
(このファイルは彼のものではなく私のだ)
このmineやhisは直後に名詞がありません。
そして、文の補語の役割をしています。
これらは「所有代名詞」と呼ばれます。
「~のもの」と訳せます。
特にhisには所有格と所有代名詞があるので
注意が必要ですね。
また「再帰代名詞」にも触れておきましょう。
myself、himselfといった語ですね。
これらは主に、強調のために使われます。
I had the interview myself.
(I myself had the interview.とも言います)
意味は「私自身が面接をしました」と、
myselfが主語のIを強調しています。
他にも、
文の主語と目的語が同一人物の場合にも使われます。
He killed himself.(彼は自殺した)
この文では主語も目的語も同じ「彼」です。
そのような場合、目的語にhimを使わず、
再帰代名詞himselfを使います。
形容詞の持つ2つの用法
また、名詞とセットで覚えておきたいのが
形容詞の役割です。
一つは名詞を修飾。
もう一つは文の補語です。
同じ形容詞でも、両方の用法があるものが
多いので、気を付けてください。
This is such a difficult task.
(これはすごく難しい仕事だ)
この場合はdifficultという形容詞は
taskという名詞を修飾しています。
一方、
That task was awfully difficult.
(あの仕事はひどく難しかった)
という文の場合では
difficultは文の補語になっています。
※主語、補語、目的語の見分け方については
また別の投稿で話しますね!
このように、同じdifficultという形容詞でも
2通りの用法があります。
今日のまとめ
今日の投稿ではTOEIC形式の問題は
出しませんが、
TOEICのPart5の文法問題を
解いている方であれば、
問題集の解説を読んでみると、
今日お話ししたような知識を
前提としていることに
気付いていると思います。
つまり、今日お話ししたようなことは
「知っていることが前提」
というべき基礎なんです。
フィーリングで問題を解いている人には
難しい話かもしれません。
でも、そんな人は、いまこそ
フィーリングで問題を解くのを
やめるべき時です!
もし点数の伸び悩みから脱却したい…
と本気で思っているのであれば。
文法の勉強も、とくにこのあたりは
地味なところなので、
おろそかにしがちです。
でも、どんな建物でも土台工事は
じっくりと、しっかりとやっているように、
文法という土台も
じっくり取り組むべきところです!
僕は個人塾での指導でも
こういったところから、英語の根本的な
ところを教えています。
英語の根本部分やその勉強方法を
生徒さんに教えれば、
あとは生徒さん自身で
成長できるからです。
もちろんTOEICの点数もついてきますよ!
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